ビオトープに流れをつくる!ポンプ生体エリア分離型・実践

流れるビオトープに苔を置き小川風に ビオトープ

前回、ビオトープに流れを作る構想を練りました。↓その実戦編です。

関連記事

スポンサーリンク

ビオトープのリセット

今あるビオトープに塩ビパイプでポンプ室を作っていきます。とりあえず改造しやすいように一旦メダカは避難です。これが改造前のビオトープ、冬の間枯れた水草が腐り始めています。水も汚れていたのでリセットです。

冬の間枯れてしまった水草
改造前のビオトープ
ビオトープに発生した貝
生まれたてのスネール

水を抜くと大量のスネールが出てきました。このサイズは生まれて間もないのですかね?ビオトープに入れたつもりは無いのですが水草に紛れ込んでここまで大繁殖したのです。これは全て取り除きました。

生体エリアとポンプエリア連結編

リセットしたトロ舟とポンプ室

これが今回ポンプ室に使う容器(左側:水色)約13Lサイズで生体エリアに使うトロ舟は40Lなので合わせて50L以上は確保出来る計算です。

グリーンパル
¥977 (2024/04/23 16:22時点 | Amazon調べ)
ホールソーにて加工途中
容器をホールソーで穴あけ中

電動ドリルに先端アタッチメントをホールソーを取り付け穴を開けます。塩ビパイプの太さとホールソーの直径が同じくらいが理想です。今回は内径25mmの塩ビパイプを使用。

水を張って漏水チェック中

連結できたので水を張って水漏れがないかしばらく放置です。塩ビパイプのジョイント部分から僅かに水漏れが確認できたのでシリコンで固めて塞ぎました。そして次はポンプエリアの加工です。

容器に仕切りをつくりポンプとろ過を分ける

ここでもシリコンが大活躍♪♪植木鉢用の底ネットを画像の様にシリコンで固定(サイズをミスって湾曲してます)塩ビパイプが繋がっている方は生体エリアから汚れた水が流れてくるのでここでろ過。画像上部のスペースは水中ポンプを設置します。ろ過材には適当にダイソーで買ってきたネットやスポンジを代用。ダイソーって色んなものがありますよね。

ろ過材はスポンジや綿、砂利など様々な種類と大きさを入れることによってろ過能力がアップします。

小川風 流れる部分製作編

さて一番の見せ場である小川部分の製作に取り掛かります。

農業用パレットを加工
小川部分の基礎となる物、農業用トレー

今回、小川部分の基礎に使用したものは農業用トレーです。倉庫に眠っていたものを掘り出してきました。農業用トレーは軽くて丈夫なので上に石や水の重さが加わっても耐えそうなのでこれにしました。ただこのままでは穴が空いているので水が抜けてしまいますね。

そこで考えたのが塩ビ素材の長尺シート!マンションのベランダ・エントランスや外部廊下・階段に使われている床材です。実は建築業界に働いており業者さんから余った材料を貰ってきました!!それをトレーの上に貼り付けていきます。これで取り合えず水が抜けるのを防げます。この材料は「防滑性シート」や「ノンスリップシート」など様々な呼び方がありますが、おそらく一度は見たことがあると思います。

対候性・耐水性に優れているので今回のビオトープに最適化と思いました。この辺は別に水が漏れない素材であれば何でもいいでしょうし、そもそも農業用トレーではなく長方形のお盆でも使えば水が抜けることなく使えるでしょう!

↓農業用トレーに貼り付けました。

外部用長尺シートを貼り付けた状態

さらにここから自然感を出すために石や砂をシリコンで貼り付けていきます。この時にある程度構想を練っていると作業が順調に進みます。まずシートの人工物感を消すために平らな石を張詰ていきます。ここでもダイソーが活躍します。ダイソーの食器コーナーにお寿司屋やお肉をオシャレに盛るためのストレートプレートが売っています。それをハンマーで砕いて張詰ています。

石板を貼って小川風にアレンジ
100円ショップ(ダイソー)のストレートプレートを張り詰める

さらに立体感を出すためにそこら辺に転がっていた石や盆栽用に確保していた石を貼り付けていきます。シリコンを想像以上に消費しました(汗)

シリコンは硬化後透明タイプがオススメです。

よく見かける筒状のシリコンでもよいのですが使い切らないと固まって後々使えなくなるので、キャップ付きシリコンを探しました。見つけたのはコニシが販売している「バスボンド」少量でキャップ付きなので長期保存も可能。

コニシ(KONISHI)
¥864 (2024/03/30 09:14時点 | Amazon調べ)
ほぼ石を貼り終えた小川部分

完成!ポンプ作動

小川部分も完成したのでいよいよポンプを作動させ、水を流していきたいと思います!!

◎ポンプ「マーメイド300」を買ったよってお話

今回使用した水中ポンプは「マーメイド300」という商品。内径12mmのホースが使える商品ですが間違えてホームセンターで外径12mm(内径10mm)のホースを買ってきてしまいました!ホースをお湯で温めて必死にはめて使いました(笑)

流れるビオトープに使うポンプ
ビオトープ用に用意したポンプ

そして、ポンプの電源ON!ポンプの排水テストです。

ビオトープの循環テスト
ポンプからくみ上げられた水が出ている

見事、作動したので次は小川をドッキングです!!そして近所に自生していたコケをそれっぽく配置♪写真じゃ分かりにくいですがしっかり水が流れています。少し水量が少ないのは最初に貼り付けたストレートプレートの下に隙間があり小川を水が流れず、下を流れているため。ここは今後作り直す予定。

水量も問題なく、丈夫なので屋外ビオトープでも問題ないですね。電源コードも非常に丈夫に作られていますので少々日光に当たってすぐに劣化なんてことはなさそうです。

水が循環するビオトープ完成
流れが加わったビオトープ
流れるビオトープに苔を置き小川風に
コケを加えた小川部分

ホース出口付近は海で拾ってきた流木で隠します。

しばらくはメダカを戻さずにポンプを回し続け、水漏れテストをします。

今まで聞こえなかった水の音♪いいですね~。これでメダカも喜んでくれるはずです!

今回はコストカットのため安い透明のホースを買いましたが、内部に光が入るので苔が発生し、水が詰まることがあります。もし気になるのであれば透明タイプではないホースを選ぶといいでしょう!

Amazonで「防藻ホース」で検索結果がこちらです。色々出てきますね。あとはポンプにある径のホースを選べば大丈夫でしょう!たくさんのホースがありますので好みで選んでみてください!

例えば:苔の間からホースで水を流すなら目立ちにくいモスグリーン色のホースを選ぶなど

セフティー3(Safety-3)
¥2,743 (2024/04/23 20:10時点 | Amazon調べ)

後日談

ポンプを繋ぐホースは透明タイプを選ばない方が無難かもしれません。1年近く使用しましたが中にコケや藻が発生し、水量が減少しました。透明タイプを使う場合は周りをテープなどで巻いて太陽光が入らないようにするといいかもしれませんね。

流れる小川部分とポンプの間に陶芸でちょっとした滝風植木鉢を作りました。

ビオトープオススメの生体はヒメタニシ!グリーンウォーター対策にバッチリです!

タイトルとURLをコピーしました