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【盆栽にしたい樹種】シデ類の種類と特徴まとめ

植物ガイド

雑木落葉樹種として人気の高いシデ類。

他に雑木で落葉樹といえばモミジ・カエデ類やケヤキ・ブナなどが有名ですよね。

今回はいつか自分の手元で育てたいと思っているシデ類の種類や特徴を調べたのでまとめていきます。インターネットや本、図鑑などで調べれば調べるほど欲しくなりました…。

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シデ類の魅力

別にシデ類に限った話ではありませんが、、、

春は芽吹き、夏は葉姿、秋には紅葉、冬の寒樹といったようにオールシーズン楽しめる木になっています。四季を感じられるので飽きることが無いですね。そういった意味で、やはり1つは欲しい樹種になります。

またシデ類の特徴は樹皮に縦方向の浅い割れ目が出来るところ。これがまたいい雰囲気を醸し出す。

シデの葉を下から見上げる
シデの葉を見上げる

シデ類の種類

シデ類を盆栽にしたいと思っても調べるとけっこうな種類・・・。ここでは有名どころのシデ類をネットや本で集めた情報をまとめます。

イワシデ Carpinus turczaninovii

日本の中国地方、四国、九州に分布している落葉広葉樹。岩壁や山地の乾燥した岩の上などによく見られる(名前の由来でもある)。乾いた日当たりの良い立地に生育出来るので自然界では岩の割れ目に根を張り巡らせ生育することもできる。シデ類盆栽の中では最も人気の高い樹種。

イワシでの盆栽としての魅力、それは何といっても年月が経つにつれて樹皮が割れてくる幹の荒々しさ、縦方向に浅い割れ目が不規則に出来るところが見どころ。樹皮は年々白みを帯びてくる。

アカシデ  Carpinus laxiflora

北は北海道、南は九州まで日本中の山地に分布している落葉広葉樹。新芽から若葉の間は赤く、幹や葉など木が全体的に赤みを帯びている(名前の由来)。関東の周辺の雑木林ではよく見られる樹種。盆栽ではイワシデに次いで人気の高い樹種とも言われている。

樹皮にイワシデのような浅い割れ目は出来にくい。春の紅葉以外にも秋には黄葉したり(赤みがかっている)と見ていて美しく飽きないのがアカシデの人気の一つ。

クマシデ Carpinus japonica

本州や四国、九州の山地に分布する落葉広葉樹。葉はイヌシデアカシデに比べ大きく、やや荒々しい雰囲気を持つため、たくましい様子を表すために名前に「クマ」が入ったとか入っていないとか(諸説あり)。樹皮はイワシデ以上に縦に割れ目が現れるので非常に奇麗な木である。葉には密に側脈が入り浮き出ているので非常に美しい

イヌシデ Carpinus tschonoskii

本州や四国、九州に分布していてクマシデと分布域は重複している。落葉広葉樹。幹肌が灰白色なのでシロシデとも呼ばれている。樹皮に縦に浅い割れ目が出来るのはシデ類の特徴だが、イヌシデは特に現れる。クマシデに比べ葉の幅が広い

シデ類の管理と繁殖

管理

シデ類は基本的に丈夫な樹種春から秋の間は水切れを起こさないこと。特に夏は気温が高く、葉も茂っているため蒸散で水分がどんどん失われていくので遮光も必要になる。葉焼けを起こすと秋の紅葉の色付きが悪くなる。シデ類は、虫や病気には比較的強いので過度な心配は必要ない。

繁殖

植物の増やし方はいくつか存在するがその中でも簡単な「挿し木」はシデ類には向いていないようで、あまり活着率が良くない。シデ類を繁殖させる方法としては、手軽に完成形を手に入れることの出来る「取り木」か時間をかけてじっくり育てる「実生」。おすすめは取り木

感想

インターネットや図鑑・雑誌でシデ類について調べました。意外と身近な植物だと分かりましたし、丈夫で葉や幹も美しく紅葉するので人気な理由が分かりました。ますます欲しくなります。秋ごろには種を落とすようなのでどこかで採取してきたいですね。

個人的にはイワシデがまず欲しいですね。岩の割れ目に植え込み風景を作りたい・・・。そんな妄想が浮かびました。さっそく種採取に行こうと思います。

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