我が家にある最大の黒松盆栽は樹高30cmほど。これを今回は取り木で2分割し小型盆栽へ改変したいと思います。取り木はモミジでしか挑戦・成功したことがなく、今回は初めての樹種かつ自分の育てている木で大きい物になるので少し怖さもあります。取り木するために皮を剥ぐので枯れないよう祈ります。
赤い線の位置で環状剥皮を施し、分割する予定です。この場合失敗したら上の部分のみ枯れるのかな・・・?
さっそく皮を剥ぐために切り込んでいきます。親指2本分の太さがあるのでまずは周囲をノコギリで切り込みを入れていきます。
次にノコギリで入れた切り込みから飛び出ないように小刀やカッターナイフで少しずつ皮を剥いでいきます。ある程度剥げるとペンチなどで皮をむしったりして最終的に幹全周の皮を剥いでいきます。
カルス形成で剥いだ箇所が繋がらないようある程度幅をとって剥ぎます。次にこの皮を剥いだ箇所に根を受け入れる準備です♪
この皮を剥いだ上の部分から根が生えてくる予定なので、根が枯れないようミズゴケを巻いていきます。ミズゴケはまず20分くらい水とメネデールに着け置きしたっぷりと水分を含まします。
はたしてメネデールが取り木の成功率に影響するのか分かりませんが入れてみます。十分に水分(+メネデール)を含んだミズゴケを取り木部分にしっかりと巻いていきます。
写真を撮るのを忘れましたが切り口にルートンという発根材をしっかり塗りました。正直、メネデールより大事な物ですが、すっかり抜けていました・・・。とりあえずしっかりルートンの粉を付着させメネデールミズゴケをたっぷりと巻き付けていきます。そのままではミズゴケが固定できず落ちていきますのでビニールなどで固定。
最後に動かないようにしっかりと針金で固定し完成です!!!!
あとは直射日光の当たらない日陰でしばらく休ませます。定期的にミズゴケを湿らし乾燥しないよう注意を払います!とりあえずやることはやりました!半年後にはしっかり根が出ていてくれてると嬉しいですねー。今後も観察を続けます!!
追記
↓約2か月後の出来事
葉の色が悪くなってきたので発根確認するとなんとそこにはアリの巣が!!!
うまく成功すればかなりの小型作品へと生まれ変わりますので小型植木鉢作りを始めました