我が家で育てているモミジの幼木(樹齢4年程度)が枝が多くもっさり感が出てきたので、取り木で分割してみようと思います。
取り木とは
植物の枝や幹から発根させ、その部分を切り取り増やしていく植物の繁殖方法です。発根させたい場所に傷をつけたり皮を剥いでしばらくすると周囲に栄養分がたまりそこから発根する仕組みだそうです。
1つの植物から2つに分けるため、植物の性質などは基本同じになります。クローンですね。木は大きくなるまでかなりの時間がかかりますが、この技術を使い、ある程度太くなった枝から取り木すれば早く太い木が作れることになりますね。
実践
今回、取り木に利用するモミジはこちら!
上の画像の様に発根させたい位置の皮を剥ぎます。うまく成功すれば根が出て上は背低く枝数が多いいい盆栽の素材が出来上がります。下側は残った枝を調整してまた盆栽らしく作っていく予定です。
剥ぎ取った個所から根が出るので乾燥しないようにミズゴケを貼り付けていきます!なかなか上手く貼り付けれなかったですがビニールで多少強引に固定していきます。
後はたっぷり水をかけて乾燥しないように少し日陰に置きます。さあ夏ごろにはしっかり根が出て分離できるのでしょうか。楽しみです。
約1か月後
梅雨時期、少し晴れたのでビニールを取ってみるとしっかり発根していましたビニールを外すときやミズゴケを取り除くときに少々根を切ってしまいましたが十分な程に根が出ていました!
発根した部分より下を切除していきます!根を切らないように慎重に慎重に・・・・。
しっかり皮を剥いだ部分上部から根が出てますね!
まだ根が少ないので葉の数を減らし蒸散量を減らして植えていきます!使用した土は赤玉土とボラ土を適当に混ぜたものを使用。うまく成長すればモミジの小型盆栽が作れそうですね!
追記:2023.3この記事で紹介したモミジはミニ植木鉢へ植え替えました。
黒松も取り木に挑戦しました↓