屋根の修理が終わり雨の日でも、無事に倉庫内での作業が出来るようになりました!ので
次は倉庫のコンクリート床に手をつけます。そう、ひび割れ補修です!工房計画1でも書いた通り、コンクリート床の補修作業は優先順位は低いです。が、そこまで難易度が高くないと思い取りかかります!
コンクリート床の現状
ひび割れ
横幅6m以上の倉庫に端から端までひび割れが通っています。ひび割れだけでなく所々にコンクリートの欠片が取れかかっている状態。
ひび割れのサイズは大小ありますが平均して5mm程度
コンクリート床 汚れ
農業機具などを置いていたせいでコンクリート床に油の痕が、、、、長年放置されてたので除去できるのかは不明。見た目的に良くないので頑張りたいところ・・・。
今回はコンクリート床汚れには手をつけませんがゆくゆくはコンクリート床を綺麗にしたいと思っています。
コンクリート床補材料
今回、このひび割れをどうやって補修しようかと悩みました。インターネットで調べたり、何店舗ものホームセンターを見て回った結果、2パターンに絞りました。
モルタル樹脂タイプ
ひび割れの間に樹脂を流し込んで割れ目を埋めるタイプです。水などを混ぜる必要がなくそのままノズルからひび割れへ押し出せるので手も汚さず非常に楽と推測。
インスタントセメントタイプ
普通のセメントと違って袋の中でセメントと砂などが配分されているので、分量を測って水と混ぜるだけ!樹脂タイプ程ではないですが楽です。
今回の採用
インスタントセメントです!理由は樹脂タイプだとグレー系や白色系の商品が多く既存のコンクリート床とどうしても色の違いが出てくるかなと。あとは材質ですね、ひび割れを埋める補修することだけを考えると樹脂は良い材質なんでしょうが、やはり倉庫のど真ん中のひび割れですので極力目立たせたくないのが本音!なので出来るだけ見た目を近づかせるため似た材質であるインスタントセメントを採用!
と、もう一つの理由があります。こっちの方が大きな決定点です。
なんとモルタル用の接着強化剤(モルタル用プライマー)なるものを見つけたからです。そしてその隣で超強度モルタルを発見!これは最強の組み合わせですね。説明を見てもガレージや工場などの床面で強度の必要な箇所の補修に最適と書かれています!
既に固まっているコンクリートに新たにコンクリートを接着した場合、亀裂や剥離の原因になるらしくそれを防ぐのがこのモルタル接着強化剤です。
超強度の床用モルタルと接着強化剤(どちらも家庭化学工業の商品)を見つけてしまうとこれ以外ないでしょう!
ただ今回採用を見送ったコンクリート床用補修材も買っちゃいました(笑)理由は少しホームセンターでの意外な予算を見つけ出したから↓↓
また別の機会にでも使っていきます。→工房計画7【隙間埋め】
いざ!補修!
必要な道具
あくまで自分が用意した&あったら便利と思ったものです
- 皮スキ(スクレーパー)
- ワイヤーブラシ
- ハンディほうき
- ノミ・マイナスドライバー
- コテ
- 安全ゴーグル
- 防塵マスク
- ハンドサンダー
基本的にひび割れとその周辺をきれいにするために使用します。
下地処理 1 ひび割れ清掃
まずひび割れに沿ってワイヤーブラシでゴシゴシ×10っと、擦ります。こうすることでひび割れ内に溜まったゴミや汚れ、取れかけの強度不足のコンクリ片をかき出せます。
ひび割れをワイヤーブラシでこすっていて思ったのが、ひび割れ周囲は意外と劣化?風化?していて擦るだけで欠片がポロポロ、ボロボロ、ゴロゴロと取れます。せっかくひび割れ内にモルタルを流して固めても接着面である下地が取れたら意味がないですもんね~
次にワイヤーブラシも入らないような小さめの亀裂はマイナスドライバーと金づちで軽くたたきひび割れをV字に削っていきます。小さなひび割れにはモルタルを詰めるのが難しいと判断したためです。あとは接着面を少しでも多くとりたかったためです。(自己流)
最後にハンディほうきでコンクリートの粉塵を取り除くととりあえず、ひび割れ清掃は終了です。
下地処理 2 モルタル用プライマー(接着強化剤)
適量を容器に移し、刷毛でひび割れに塗っていきます。しっかり塗り込んでいきます。
少し深い切れ目や複雑なひび割れは奥まで塗りにくいので、そういう時は刷毛にたっぷりとプライマーを染みこませ塗りたい箇所に押し付けます。すると刷毛からにじみ出たプライマーが中まで入っていきます。
しっかり塗り込むと後は放置。数時間もすれば完全に乾いていました!
いざ!モルタル補修材を投入
倉庫には水道が通っていないので1分程度離れたところにある自宅から練ったものを持ってきました。
が、これが少し間違いでした。この超強度モルタル、ほんの少し置いただけで硬化が始まっています。自宅から倉庫まで1分歩いただけでかなりの硬さが出てました。少し混ぜるとまた柔らかくなりますがこれは急いでひび割れに流し込まなければ・・・。というか流し込むというような柔らかさではないです。粘土のようなボテッと感です(笑)
硬化が始まり焦ったので写真が撮れていませんがひび割れ、溝の奥までコテを使い押し込みます。おそらくここが肝心ポイントです。奥までしっかり入れないとひび割れ表面しか接着していないことになるので強度大幅ダウンです。
しかし、かなり硬化が早いです・・・ひび割れに押し込むのも一苦労です。ひび割れに少し盛るように流し込みました。
とりあえず溝は埋めることに成功。
かなり荒々しく補修しました。これで終了してもいいのですが、ここからはケレン作業です。ひび割れから余分に飛び出たりしてあるモルタルを皮スキを使い削っていきます。こうすることで平らに近づけます。
さすが超強度モルタル、かなりの硬さです、ステンレス製の皮スキが刃こぼれしそうな強度!恐るべし!ボロボロと余分な個所をそぎ落としていきます。
削って欠片をほうきではきだす作業の繰り返しです。ある程度、粗削りを済ませ次はヤスリがけです。これで滑らかな表面に!!!
素人の作業なのでどうしてもはみ出たり盛りすぎたりしてしまうのはショウガナイ!あとは擦るのみ。色んなヤスリがあると思いますが自分はマジックペーパー式のハンドサンダーに80番のペーパーを使いました。
このハンドサンダーの利点は何と言ってもペーパー交換が楽チンです。バリっと剥いでペタで交換可能です。オススメペーパーは3M製のペーパー!100均等でもサンドペーパーは売っていますが耐久性が違いました。目詰まりして性能が落ちるので定期的に削った粉を取り除きましょう!!!
その後、120番のサンドペーパーで軽く擦り表面を滑らかに。。。
補修終わり
ある程度磨いて湿ったタオルで粉をふき取るともうそこにはツルツルのコンクリート!画像ではやや湿っているため色が濃くなっていますが、しっかりと密着し段差も滑らかになりました。
削る作業は非常に大変なので出来る限りモルタルを流し込むときに奇麗に仕上げるのがコツだなと感じました。
コンクリート床の手入れ計画は実は3段構え、その1段目が今回のひび割れ補修でした。次は油汚れ、シミ、さび痕などコンクリート床の汚れをきれいに取り除くプラン!そして、最後はコンクリート床をきれいに保つための塗装という構想があります。
電気工事編やガルバリウム屋根編等々ここ短期間でかなりの出費なのでまた軍資金を貯めて次のステップへ移ろうと思います。
あ、使いもしないのに購入したモルタル樹脂補修材は目立たない箇所や外壁との境目なんかの隙間埋めに使いたいと思います。
次回はコンクリート床の油汚れ対策、そして床の塗装コーティングにつなげていきたいです!!
2022.8 追記↓↓
なんとプロ向けの下地補修材一式を譲り受けたのです。せっかくモルタルを購入して頑張ったのに(笑)せっかくもらったのでさらに上からこの「フラッター」を使ってコンクリート床の不陸やひび割れをきれいにしていこうと決心。そうなると床塗装が不要になるかも・・・。
とプロジェクト変更の可能性が出てきました。はたして素人DIYで出来るのかしっかり吟味し決めていきたいと思います。