先日、父親が職場の方から貰ってきたイワヒバ(岩松)。その方は自宅で大量のイワヒバ盆栽を育てているらしく、数を減らすために色んな方に譲っているだとか。
そんなこともあり今回貰ってきたイワヒバがこちら↓
大小合わせてかなりの数をいただきました。
中には30cm近くなるものまで・・・。デカい!
今回はこの大量のイワヒバを植えていきます。イワヒバは見たことはありましたが育てたことはない状態・・・。さっそくGoogle検索。情報を集めます。
「イワヒバ 育て方」っと・・・。軽く調べて植え替えに取り掛かります。レッツ植え替え♪
土
必要な条件は排水性と保水性。んんん!!?なんだこの矛盾したような条件は!?と思いますが植物を育てる方はよく目にする条件ですよね。排水性とは文字通り水をため込まない・水たまりが出来ないような土のこと。そして保水性とは水分をため込み湿っている状態になる土です。
さまこの矛盾した性質は、土をブレンドすることにより何とかなります。あと調べた結果、土壌が賛成の方が生育上好ましいとの事で・・・。今回チョイスした土は「鹿沼土」と「赤玉」をベースに混ぜていきます。前回、ヒメユキノシタを植えた時の余った黒土を隠し味程度に混ぜ込みます。98%は鹿沼と赤玉で構成です。
ここで使用する土の説明です。
鹿沼土(かぬまつち)
名前に土と入っていますが、実際は軽石です。ですので粒表面に無数の細かい穴が空いているので保水性は抜群。市販されている鹿沼土は様々なサイズがありますがどれも粒が凸凹しているので粒同士で隙間が発生し排水性・通気性が優れています。pHは4~5程度の酸性質でサツキ盆栽によく使われますね。
赤玉土(あかだまつち)
赤みがかった土です。市販されている赤玉土は極小サイズから大粒なものまであります。園芸や植栽をするならほぼ必須な用土ですね。幅広い植物に使えるので持ってて困ることは無いです。ビオトープにもよく使われています。
赤土粘土を乾燥させて粒上にしているだけなので長期間使用していると粒がつぶれて粘土に戻ってきます。硬質タイプの物を選ぶと少しは長持ちしますがやはり最終的には崩れてしまいます。保水性・排水性・通気性が優れています。粒が多きほど排水性と通気性が高まり、小さいほど保水性が高くなります。土の性質は弱酸性。
土のブレンド
鹿沼土と赤玉土を適量取り出し混ぜあわせます。本来はそれぞれの土をふるいにかけて表面の微細な粉を取り除くのが好ましいのですが時間無いのでそのままブレンド。画像のように鹿沼土と赤玉を取り出しましたがなんかカレーライスみたい(笑)。
植木鉢の準備
イワヒバを盆栽らしく?雰囲気をだすため浅く広い盆栽鉢を用意しました。ただこの盆栽鉢は底に100円玉サイズの水抜き穴がありこのままではせっかく用意した土が抜け落ちます。なので鉢底ネットで塞いでいきます。
鉢底ネットを鉢穴より一回り大きくカットし、画像のように針金をU字に通します。そして針金2本を植木鉢内側から差し込み、底裏で固定していきます。
しっかり鉢底裏に密着させるともう動きません。これでしっかり固定はできました。この作業をすべての穴でしていきます。
用土の充填
浅い盆栽鉢の半分程度まで先ほど混ぜ合わせた土を入れていきます。平らに均一に入れていきます。この上にイワヒバを置いていくことになります。
イワヒバ(岩松)を投入
とりあえず背の高いイワヒバを置いていく。んーーー。この辺りはかなりセンスを問われそうな気しますね。そして手前に背の低いイワヒバを設置していく。
もらったイワヒバの数が多くてこの植木鉢に収まりきらないので急遽別に同じような植木鉢を用意。どんどん植えていく。というよりは置いていくような感じで設置した後に隙間などを隠すように土を充填していく。
こちらには背の低いイワヒバを寄せ集めて植えてみた。グランドカバー風?に出来た。この調子でドンドン植えていく。
そして!こちらが植えた完成後のイワヒバ!!!
広く浅い鉢が3個、小さな鉢が1個で合計4つの鉢を使いました。背の高いイワヒバ達はふらつくので流木や岩で少々固定しました。あとはしっかり水を上げて根ずくのを待ちます。
将来は岩の隙間に植え付けてより自然感を出したいなと思いました。
これはお気に入りのサイズ。このサイズ感が一番好きですね。かわいいイワヒバです。雰囲気が出るかと思い砕石で周囲を固定してみました。
今回の植え替えはここで終了!自分でも小さな植木鉢を作っているので早く植えたいっ!
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