僕の中では春の植替え祭りが始まっておりますが、今回は植替えではなく取り木についてです。ニレケヤキを小さな盆栽へと作り上げていく過程を紹介します。
ニレケヤキ(楡欅)は日本の樹で通常では20m以上に成長する大木です。しかし、取り木が成功すればコンパクトでありながら巨木感のある樹を植木鉢に収めることが出来ます。今まで取り木の記事は書いてきたので今更説明も必要ないかもしれないですが簡単に説明すると、幹や枝の表皮に傷をつけて発根させる方法です。
また別の記事で「斑入りのニレケヤキ」について投稿しましたが今回取り木にチャレンジする木はまた別です。
ニレケヤキの現状
サイズ感が分かるように差し金と比べてみます。比較的、コンパクトな木に収まっていますが根本が間延びしていています。根本付近に取り木を施し、一回り小さくした方がいい気がします。
取り木「環状剥皮」
とりあえず根を出したい位置を決めてカッターナイフで幹に一周切り込みを入れていきます。ゆっくりと慎重に表皮を剥ぎ、白い木部が出てくるまでカッターで削ります。今回は土から2cmほどの高さで取り木チャレンジ。
基本的にはモミジの取り木とすることは変わりません
表皮を剥いだ箇所に発根剤を塗布すると成功率が上がるそうですが今回はうっかり忘れてました(汗)ペットボトルを加工して、ニレケヤキの周囲を覆います。その内側に、細粒サイズの赤玉土を流し込んでいきます。はい、完成♪!作業自体は非常に簡単です。赤玉土ではなくミズゴケを使う方法もあります。
後は土が乾燥しないように水を与え、数ヶ月後に根が出ていたら完了です。ある程度根の量が多くなってから掘り起こし、切断しましょう。ペットボトルから根が大量に見えていたら十分でしょう!あと気をつけると言えば、暑い夏を避けて植え替えるくらいですかね。
以上、春のニレケヤキ取り木チャレンジでした!成功もしくは失敗しても続報を報告します。数か月お楽しみに♪
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